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  • 2019.08.26

    パワーハラスメント対策が事業主の義務となります

    「パワーハラスメント防止対策の法制化」を盛り込んだ「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律」が、令和元年(2019年)5月29日に成立し、同年6月5日の官報に公布されたことは以前にも、取り上げましたが、注目は、「パワーハラスメント防止対策の法制化」です。その概要を紹介するリーフレットが、一部の都道府県労働局などから公表されておりますので、今一度ご確認ください。

    ■改正ポイント1
    パワーハラスメント対策の法制化
    ~労働施策総合推進法の改正~

    施行時期
    公布後1年以内の政令で定める日
    ※パワーハラスメントの措置義務については、中小企業は、公布後3年以内の政令で定める日までの間は、努力義務となります。
    中小企業の定義:https://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/teigi.html
    ※改正法は令和元年6月5日に公布。

    ○職場におけるパワーハラスメント防止のために、雇用管理上必要な措置を講じることが事業主の義務となります(適切な措置を講じていない場合には是正指導の対象となります)。
    ○パワーハラスメントに関する紛争が生じた場合、調停など個別紛争解決援助の申出を行うことができるようになります。
    ※企業規模等によって義務化の時期が異なりますのでご注意ください。

    職場におけるパワーハラスメントとは、以下の3つの要素をすべて満たすものです
    ①優越的な関係を背景とした
    ②業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動により
    ③就業環境を害すること(身体的若しくは精神的な苦痛を与えること)
    ※適正な範囲の業務指示や指導についてはパワハラに当たりません

    ○職場のパワーハラスメントの定義や事業主が講ずべき措置の具体的内容等については、今後指針において示す予定です。
    ○雇用管理上の措置の具体的内容(現行のセクハラ防止の措置義務の内容を踏まえて今後検討)
    ・事業主によるパワハラ防止の社内方針の明確化と周知・啓発
    ・苦情などに対する相談体制の整備
    ・被害を受けた労働者へのケアや再発防止等

    パワハラに関するQ&A
    職場とはどこまでを含みますか?
    「労働政策審議会建議」においては、「職場」とは、業務を遂行する場所を指しますが、通常就業している場所以外の場所であっても、業務を遂行する場所については「職場」に含むことを指針で示すことが適当とされています。

    ・優越的な関係とはどのような関係を指しますか?
    「職場のパワーハラスメント防止対策に関する検討会報告書」においては、パワハラを受ける労働者が行為者に対して抵抗又は拒絶することができない蓋然性が高い関係に基づいて行われることで、例えば、以下の場合も含むとされています。
    ・職務上の地位が上位の者による行為
    ・同僚又は部下による行為で、当該行為を行う者が業務上必要な知識や豊富な経験を有しており、当該者の協力を得なければ業務の円滑な遂行を行うことが困難であるもの
    ※いずれも、詳細については、指針において示される予定です。

    ■改正ポイント2
    セクシュアルハラスメント等防止対策の実効性の向上
    ~男女雇用機会均等法、育児・介護休業法、労働施策総合推進法の改正~

    1 セクハラ等の防止に関する国・事業主・労働者の責務が明確化※されます
    (パワハラ、いわゆるマタハラも同様(2、4も同じ。))
    ※セクハラ等は行ってはならないものであり、事業主・労働者の責務として、他の労働者に対する言動に注意を払うよう努めるものとされています。

    2 事業主にセクハラ等に関して相談した労働者に対して事業主が不利益な取扱いを行うことが禁止されます

    3 事業主は、自社の労働者が他社の労働者にセクハラを行い、他社が実施する雇用管理上の措置(事実確認等)への協力を求められた場合にこれに応じるよう努めることとされます
    ※あわせて、自社の労働者が他社の労働者等からセクハラを受けた場合も、相談に応じる等の措置義務の対象となることを指針で明確化します。

    4 調停の出頭・意見聴取の対象者が拡大※されます
    ※セクハラ等の調停制度について、紛争調整委員会が必要を認めた場合には、関係当事者の同意の有無に関わらず、職場の同僚等も参考人として出頭の求めや意見聴取が行えるようになります。

    詳しくは下記参照先をご覧ください。

    参照ホームページ [ 厚生労働省 ]
    https://jsite.mhlw.go.jp/ibaraki-roudoukyoku/content/contents/R10605harasument-leaf_.pdf

     

  • 2019.07.22

    お盆休みのお知らせ

    令和1年8月10日(土)~令和1年8月18日(日)までお盆休みのため休業を致します。

  • 2019.06.14

    女性活躍推進とハラスメント対策を強化する法案可決・成立

    令和元年(2019年)5月29日、参議院本会議で「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律」が、与党などの賛成多数により可決・成立しました。この改正法は、女性の活躍推進に関する一般事業主行動計画の策定義務の対象拡大やパワーハラスメント防止対策の法制化などの措置を講ずるものです。

    ■改正の趣旨
    女性をはじめとする多様な労働者が活躍できる就業環境を整備するため、女性の職業生活における活躍の推進に関する一般事業主行動計画の策定義務の対象拡大、情報公表の強化、パワーハラスメント防止のための事業主の雇用管理上の措置義務等の新設、セクシュアルハラスメント等の防止対策の強化等の措置を講ずる。

    ■改正の概要
    1.女性活躍の推進【女性活躍推進法】
    (1)一般事業主行動計画の策定義務の対象拡大
    一般事業主行動計画の策定義務の対象を、常用労働者301人以上から101人以上の事業主に拡大する。

    (2)女性の職業生活における活躍に関する情報公表の強化及びその履行確保
    情報公表義務の対象を101人以上の事業主に拡大する。また、301人以上の事業主については、現在1項目以上の公表を求めている情報公表項目を「①職業生活に関する機会の提供に関する実績」、「②職業生活と家庭生活との両立に資する雇用環境の整備に関する実績」に関する項目に区分し、各区分から1項目以上公表することとする。
    あわせて、情報公表に関する勧告に従わなかった場合に企業名公表ができることとする。

    (3)女性活躍に関する取組が特に優良な事業主に対する特例認定制度(プラチナえるぼし(仮称))の創設

    2.ハラスメント対策の強化
    (1)国の施策に「職場における労働者の就業環境を害する言動に起因する問題の解決の促進」(ハラスメント対策)を明記【労働施策総合推進法】

    (2)パワーハラスメント防止対策の法制化【労働施策総合推進法】
    ① 事業主に対して、パワーハラスメント防止のための雇用管理上の措置義務(相談体制の整備等)を新設
    あわせて、措置の適切・有効な実施を図るための指針の根拠規定を整備

    ② パワーハラスメントに関する労使紛争について、都道府県労働局長による紛争解決援助、紛争調整委員会による調停の対象とするとともに、措置義務等について履行確保のための規定を整備

    (3)セクシュアルハラスメント等の防止対策の強化【男女雇用機会均等法、育児・介護休業法、労働施策総合推進法】
    ①セクシュアルハラスメント等に起因する問題に関する国、事業主及び労働者の責務の明確化
    ②労働者が事業主にセクシュアルハラスメント等の相談をしたこと等を理由とする事業主による不利益取扱いを禁止
    ※パワーハラスメント及びいわゆるマタニティハラスメントについても同様の規定を整備

    ■施行期日
     公布日から起算して1年を超えない範囲内において政令で定める日(ただし、1(1)(2)の対象拡大は3年、2(1)は公布日。また、2(2)①について、中小事業主は公布日から起算して3年を超えない範囲内において政令で定める日までは努力義務)

    詳しくは下記参照先をご覧ください。

    参照ホームページ [ 厚生労働省 ]
    https://www.mhlw.go.jp/content/000486034.pdf
  • 2019.06.14

    6月は「外国人労働者問題啓発月間」です

    厚生労働省では、毎年6月を「外国人労働者問題啓発月間」と定めています。外国人労働者の就労状況を見ると、派遣・請負の就労形態での雇用が多く、雇用が不安定な場合や、労働・社会保険関係法令が遵守されていない事例などが依然として見られます。また、専門的な知識・技術を有する外国人の就業促進が課題となっているほか、本年4月からは新たな在留資格「特定技能」を有する外国人の受入れが開始されたところです。
    こうした状況を踏まえ、外国人労働者の適正な労働条件の確保と雇用管理の改善を図るため、今年は「知って守って働きやすく!~外国人雇用はルールを守って適正に~」を標語に、事業主団体などの協力のもと、労働条件などルールに則った外国人雇用や高度外国人材の就職促進について、事業主や国民を対象とした積極的な周知・啓発活動を行います。

    ■「外国人労働者問題啓発月間」概要
    1実施期間
    令和元年6月1日(土)から6月30日(日)までの1か月間

    2主な内容
    (1)ポスター・パンフレットの作成・配布
     厚生労働省が作成した「外国人労働者問題啓発月間」についてのポスターを、ハローワークなどに掲示します。また、パンフレットなどを関係機関や事業主団体を通じて事業主などへ配布します。

    (2)事業主団体などを通じた周知・啓発、協力要請
     厚生労働省、都道府県労働局、労働基準監督署、ハローワークは、事業主団体などに対し、外国人労働者問題に関する積極的な周知・啓発を行うよう協力要請を行います。特に、外国人の雇入れと離職の際にすべての事業主に義務付けている「外国人雇用状況」の届出がより徹底されるよう、事業主への周知に努めます。

    (3)個々の事業主などに対する周知・啓発、指導
     都道府県労働局、労働基準監督署、ハローワークは、事業主などに対し、さまざまな機会を利用して外国人の雇用・労働条件に関する取扱いの基本ルールについて情報提供や積極的な周知・啓発、指導を行います。
    特にハローワークでは、「外国人労働者の雇用管理の改善等に関して事業主が適切に対処するための指針」(外国人雇用管理指針)に基づき、事業所を訪問して雇用管理の改善指導を積極的に実施します。

    (4)技能実習生受入れ事業主などへの周知・啓発、指導
     都道府県労働局、労働基準監督署、ハローワークは、技能実習制度に基づいて技能実習生を受け入れている事業主、事業主団体または監理団体に対し、あらゆる機会を通じて周知・啓発、指導を行います。技能実習生についても、外国人雇用の基本ルールの遵守が求められることや、労働基準法や最低賃金法などの労働関係法令が適用されることについて、外国人技能実習機構をはじめとする関係機関と連携を図っていきます。

    なお、出入国在留管理庁作成の不法就労防止に関するリーフレットの配布を通じ、実習先から失踪した技能実習生が実習先以外で就労する場合を含め、出入国在留管理庁から認められた範囲を超えて就労するなどの不法就労活動をさせた事業主は、「出入国管理及び難民認定法」に違反する、ということについても周知、啓発を行います。

    また、不適切な解雇などの予防に関する周知・啓発および指導を行うほか、ハローワークでは、関係機関の協力などにより、適切な雇用管理を行っていない事例を把握した場合には、厳格に指導を行います。

    さらに、労働基準監督署では、労働基準関係法令違反が疑われる技能実習生受入れ事業主に対して監督指導を実施するとともに、悪質な事業主に対しては、送検を行うなど厳正に対応します。

    また、労働基準監督機関と出入国在留管理機関および外国人技能実習機構との間にそれぞれ設けた相互通報制度の適切な運用に努めます。特に、人権侵害が疑われる事案については、出入国在留管理機関および外国人技能実習機構との合同監督・調査を行い、労働基準関係法令違反が認められ、かつ、悪質性が認められるものなどについては、送検を行うなど厳正に対処します。

    (5)各種会合における事業主などに対する周知・啓発
     都道府県労働局、ハローワークは、この月間中に外国人雇用管理指針などについての外国人雇用管理セミナーを開催するほか、学卒の求人説明会など、事業主が集まる会合で関係のパンフレットなどの資料を配布するなど、周知・啓発に努めます。

    (6)留学生就職支援窓口の周知
     東京・愛知・大阪に設置している「外国人雇用サービスセンター」と、北海道・宮城・茨城・埼玉・千葉・東京・神奈川・新潟・石川・静岡・愛知・三重・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・香川・福岡・長崎の新卒応援ハローワーク内に設置している「留学生コーナー」において、それぞれの専門性をいかして留学生の就職支援を行っていることについて、周知します。

    (7)労働条件などの相談窓口の周知
     外国人労働者の方からの相談に的確に対応するため、「外国人労働者向け相談ダイヤル」などにおいて、8言語(英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語、タガログ語、ベトナム語、ミャンマー語、ネパール語)により、労働条件などの相談を受け付けていることについて、周知します。

    詳しくは下記参照先をご覧ください。

    参照ホームページ [ 厚生労働省 ]
    https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04986.html
  • 2019.06.14

    2020年4月から特定の法人について電子申請が義務化(厚生労働省)

     厚生労働省から、「2020年4月から特定の法人について電子申請が義務化されます」というリーフレットが公表されています。この義務化は、すでに官報に公布されている「健康保険法施行規則及び厚生年金保険法施行規則の一部を改正する省令(平成30年厚生労働省令第154号)」および「労働保険の保険料の徴収等に関する法律施行規則及び厚生労働省関係石綿による健康被害の救済に関する法律施行規則の一部を改正する省令(平成31年厚生労働省令第20号」により、決定されたものです。

    今回の案内で、その内容をわかりやすくまとめたリーフレットが公表されています。
    令和2年(2020年)4月から、特定の法人(一定の大企業等)の事業所では、社会保険・労働保険に関する一部の手続を行う場合には、必ず電子申請で行うこととされますので、この義務化の対象となるのか否かなどを、今一度確認しておきましょう。

    ■特定の法人とは
    ○資本金、出資金又は銀行等保有株式取得機構に納付する拠出金の額が1億円を超える法人
    ○相互会社(保険業法)
    ○投資法人(投資信託及び投資法人に関する法律)
    ○特定目的会社(資産の流動化に関する法律)

    ■一部の手続とは
    健康保険・厚生年金保険
    ○被保険者報酬月額算定基礎届
    ○被保険者報酬月額変更届
    ○被保険者賞与支払届

    労働保険
    ○継続事業(一括有期事業を含む。)を行う事業主が提出する以下の申告書
    ・年度更新に関する申告書(概算保険料申告書、確定保険料申告書、一般拠出金申告書)
    ・増加概算保険料申告書

    雇用保険
    ○被保険者資格取得届
    ○被保険者資格喪失届
    ○被保険者転勤届
    ○高年齢雇用継続給付支給申請
    ○育児休業給付支給申請

    (注意事項)
    1 2020年4月以降に開始される各特定の法人の事業年度から適用されます。
    2 社会保険労務士や社会保険労務士法人が、対象となる特定の法人に代わって手続を行う場合も含まれます。
    3 以下に該当する場合は、電子申請によらない方法により届出が可能です。
    (1)電気通信回線の故障や災害などの理由により、電子申請が困難と認められる場合
    (2)労働保険関係手続(保険料申告関係)については、労働保険事務組合に労働保険事務が委託されている場合、単独有期事業を行う場合、年度途中に保険関係が成立した事業において、保険関係が成立した日から50日以内に申告書を提出する場合。

    ◎詳細については、健康保険(協会けんぽ管掌の事業所に限る)・厚生年金保険に関する手続は年金事務所に、労働保険に関する手続は事業所の所在地を管轄する労働局に、雇用保険の被保険者に関する手続はハローワーク又は都道府県労働局雇用保険電子申請事務センターにお問い合わせください。

    詳しくは下記参照先をご覧ください。

    参照ホームページ [ 厚生労働省 ]
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000160564_00004.html

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