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  • 2019.01.15

    厚労省「過重労働解消相談ダイヤル」の相談結果を公表

    厚生労働省は、11月の「過重労働解消キャンペーン」の一環として11月4日(日)に実施した「過重労働解消相談ダイヤル」の相談結果を表しました。今回の無料電話相談「過重労働解消相談ダイヤル」には、合計で501件の相談が寄せられました。相談内容としては、下記概要のとおり、「長時間労働・過重労働」に関するものが204件(40.7%)と一番多く、次いで「賃金不払残業」が174件(34.7%)、「パワハラ」が69件(13.7%)となりました。これらの相談のうち、労働基準関係法令上、問題があると認められる事案については、相談者の希望を確認した上で労働基準監督署に情報提供を行い、監督指導を実施するなど、必要な対応が行われます。

    ■相談結果の概要
    相談件数 合計501件
    【主な相談内容】
    (件数は相談内容ごとに計上。括弧内は相談件数501件に対する割合。なお、1件の相談に対して複数の相談内容が含まれることもあるため、総合計が100%になりません。)
    長時間労働・過重労働 : 204件(40.7%)
    ・賃金不払残業 : 174件(34.7%)
    ・パワハラ : 69件(13.7%)

    【相談者の属性】(括弧内は相談件数501件に対する割合)
    ・労働者 : 313件(62.4%)
    ・労働者の家族 : 129件(25.7%)
    ・その他 : 39件 (7.7%)

    【主な事業場の業種】(括弧内は相談件数501件に対する割合)
    ・製造業 : 68件(13.5%)
    ・保健衛生業 : 65件(12.9%)
    ・商業 : 46件 (9.1%)

    ■相談事例
    【長時間労働・過重労働】
    ○ 製造業の作業員(製造業)【年齢不明、労働者】
    会社と労働組合との間で、月90時間が上限の36協定届(時間外労働・休日労働に関する協定届)を締結しているが、実際は月100時間以上の残業となっており、中には月170時間も残業を行っている者もいた。
    ○ 一般貨物自動車運送業のドライバー(運輸交通業)【60代、労働者】
    朝6時頃から深夜11時頃まで勤務しており、1日17時間以上働いている。会社には、タイムカードなどの出退勤記録がない。休みは毎週日曜日しかなく、疲れが溜まって身体が重い。休憩中も再配達の電話が入るため、休憩も取れない。

    【賃金不払残業】
    ○ 建設業の作業員(建設業)【年齢不明、労働者】
    社長に対し、残業代の支払いを求めたところ「賃金に含まれている」と言われたが、賃金は基本給のみであり、これまでに固定残業手当が含まれていると聞いたことがない。固定残業手当や役職手当等は支払われていない。
    ○ 不動産管理業の事務(その他の事業)【30代、労働者】
    労働時間管理は、自己申告制となっており、1箇月の時間外・休日労働時間は100時間から150時間になる。上司から、「残業が多いのは個人の責任だ」と注意されるため、1箇月40時間までしか残業申請できない状況である。

    【パワーハラスメント】
    ○ 繊維製品製造業の作業員(製造業)【40代、労働者の家族】
    上司から、指示に従わないと叱責を受け、「アホ」など人格を傷つける言葉を言われ、失敗すると身体を叩かれたりした。数日後には、役員から呼び出され、自ら判断し退職するよう言われた。
    ○ 金属製品製造業の作業員(製造業)【年齢不明、労働者】
    社長から日々、叱責を受けている。機械を使用して作業をしているが、失敗すると社員全員の前で社長から叱責を受ける。

    詳しくは下記参照先をご覧ください。

    参照ホームページ [ 厚生労働省 ]
    https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000144103_00001.html

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